こんにちは。LUCRAのiOSアプリを開発している吉岡(@rikusouda)です。 先日開催されたiOSDC Japan 2019にGunosyからiOS開発に携わるメンバーで参加してきました。そして1名が登壇してきました。
iOSDC Japanとは
公式サイトからの抜粋ですが、下記のような技術カンファレンスです。
iOSDC JapanはiOS関連技術をコアのテーマとした技術者のためのカンファレンスです。去年の開催を大盛況のもと終え、みなさまのBlogやSNSでのシェアのおかげで無事、帰って参りました!今年は2日+前夜祭の2.5日開催です! #祭りです! 予定を空けておいてください!
2016年から開催されているカンファレンスで、今年は4回目の開催でした。今年はついに参加者1000人を突破して過去最高の参加人数だったようです!!
登壇内容
最終日のLTパートで吉岡が Swiftのスタック変数とCPUレジスタの関係を読み解いた
というタイトルで発表しました。
このLTはWWDCに参加したことがきっかけで生まれました。Gunosyでは海外カンファレンスも含めて参加を支援する制度があり、これのおかげでWWDCにいくことができ、iOSDCで登壇をするきっかけとなりました。
WWDCについては参加レポートが別記事にあるので、そちらで詳しく書いています。
WWDC19に参加してきました - Gunosy Tech Blog
もちろんWWDCへの参加支援だけではなく、iOSDCのような国内カンファレンスも参加支援があります。
参加者の感想
参加者が感想を書きましたのでここで紹介します。
朱(@Cookiezby) の感想
こんにちはグノシーのiOSアプリを開発している朱と申します。今年は3回目のiOSDCです、去年はスタッフとして参加しましたので講演があまり聞けなかったです。今年は一般参加者として参加いただきました。いろんな講演の中で自分にとって一番印象が残ったのはこの講演です
Instrumentは普段使ったことがありますが、カスタムできることは初めて知りました。カスタムしたらアプリ実行する際にどこかどれぐらい時間かかったのは一目で分かります、さらに性能改善も評価しやすくなります。これから性能改善の課題にとってはとても強力なツールだと思いました。
今年いろんな人の発表を聞いて大変勉強になりました。来年のiOSDCも楽しみです
田口(@syouit523) の感想
こんにちは、グノシー事業部でグノスポ を開発している田口と申します。iOSDCへは今年で3回目の参加となります。 今年も様々な内容のトークがあり大変充実したカンファレンスとなりました。その中で私が特に印象に残ったトークを紹介します。
今までのSegueのおさらいから、WWDC2019で発表されたiOS13以降のSegueの新機能を紹介されました。 私自身、iOSアプリ開発当初はほぼSegueで画面遷移を実装していたのですが、いつからかコード上で遷移を管理するようになり、すっかりSegueと離れた生活をしていました。
改めてSegueについて理解し、iOS13以降なら使える便利な機能も知ることが出来ました。 今までであれば、ViewControllerのinitializerを自分で呼べなかったり、prepareForSegueでのDI処理が複雑になりがちだった点が改良されました。
このトークを聞いて、簡単な画面遷移であればSegueを使って画面遷移するのも手だと改めて認識しました。
吉岡(@rikusouda) の感想
今年で3回目の参加です。チームのメンバーや上司に参加を快諾してもらえたので、今年も参加することができました。エモいことは個人ブログで書いてしまったのでここでは特に印象に残ったトークを紹介します。
Heart of Swift by Yuta Koshizawa | トーク | iOSDC Japan 2019 #iosdc - fortee.jp
資料は作成中とのことですので公開されたらここからリンクします。
僕が発表した "Heart of Swift" のスライドは、
— koher (@koher) 2019年9月11日
- スライドをアプリとして作ったこと
- スライドを見ただけでは話がわかりづらいこと
から、現在テキストとしてまとめています。今は進捗率35%くらいで、できあがったら公開します。 #iosdc
Swiftがどのような思いを込めて設計されているのかを紹介するトークでした。アプリの実装をするときもできるだけその思想をくんでコードを書くことが大切だと再認識できました。
Value Semanticsの意味についてはここまでしっかりと向き合ったことがなかったので初めて正確な意味を理解できました。使いやすいモジュール(ここではclassやstructの意味)を作っていくのにとても参考になる内容でした。
Protocol-Oriented Programmingパートで衝撃的だったのは、プロトコルでstructのインスタンスを保持するとstruct自体のサイズは小さくても40バイトのメモリ領域を使ってしまうということでした。しっかりSwift設計者の意図を理解してコードを書くことで、メモリ的にも実行速度的にも効率のよいコード書けると理解しました。
最後に
iOSアプリ開発に携わるメンバーでiOSDCに参加してきました。そして今年は1名が登壇しました。会社の支援があるのでこういう活動はしやすい環境だと思います。
GunosyではiOSアプリエンジニアを募集しています。もしちょっとでも興味がある人はお声かけいただければいろいろお話ができると思います。