Gunosy Tech Blog

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DroidKaigi 2022 に参加してきました

こんにちは。Android アプリ開発担当の nagayama(@nagayan_dev)です。
2022 年 10 月 5 日 〜 7 日にかけて行われた、 DroidKaigi 2022 に参加してきました。 今回はその内容を簡単にご紹介したいと思います。

DroidKaigi 2022

DroidKaigi とは、 Android の技術の共有とコミュニケーションを目的としたカンファレンスになります。

droidkaigi.jp

今回で 8 回目の開催となり、オフラインでの開催は 3 年ぶりとなりました。

会場は東京ドームシティのプリズムホールで行われました。
セッション会場は 4 つで、5 日・ 6 日合わせて 62 のセッションが行われました。
また協賛企業の展示ブースも多数あり、終始大盛り上がりのイベントとなりました。

参加人数はオフラインだけでも 600 名以上となりました。
筆者は 2019 年に参加した時は人の多さから人酔いをしていました。ですが今回はメイン会場だけで 500 人が収容できるなど、人と人とのスペースが確保されて快適にセッションを聞くことができました。

メイン会場となった「App bars」会場

またセッション以外にもイベントが用意されており、私はスタンプラリーに参加をしてきました。スタンプラリーは協賛企業の展示ブースを回ってスタンプをもらうことで、その個数に応じて景品がもらえるというものになります。

スタンプラリーの景品で貰えたタンブラー

聞いたセッションのご紹介

私が聞いたセッションの中の一部をご紹介します。

① Jetpack Compose で Material Design 3

Material Design の最新バージョンの解説がされていました。Material 2 の問題点から Material 3 で改善されたものの紹介や、Material 3 へ移行する際の注意点と移行ノウハウも話されていました。
筆者は Design Tokens に関して全く無知であったため、Token の種類の多さに圧倒されましたが、分かりやすい発表であったためしっかりと理解することができました。
Material 3 に関しては携わっているプロダクトでは未対応であるため、資料を参考に対応を進めていきたいと思います。

発表された資料はこちらになります。
speakerdeck.com

② 社内でのモバイルアクセシビリティ推進

アクセシビリティは対応が後回しになってしまい、またいざ対応するとなると何をして良いかが分からない。今後「スマートフォンが使用できる高齢者」が増えていく日本ではアプリのアクセシビリティが非常に重要になるため、今のうちに対応を進めた方が良いというお話でした。確かに私が担当しているアプリでは、アクセシビリティの観点ではまだまだ不十分な点が多く、問題に向き合えていないなと反省をしています。
具体的なアクセシビリティの対応方法として、WCAG 2.0 のガイドラインのご紹介をしていただきました。こちらを元に今のアプリのアクセシビリティに対する評価と、まずは 1 画面から改善を進めていきたいと強く思いました。

発表された資料はこちらになります。
speakerdeck.com

③ 実例から学ぶ Jetpack Compose のパフォーマンス

Jetpack Compose のパフォーマンスチェックと改善方法を、実例を交えてご紹介していただきました。
筆者も 以前 Jetpack Compose の導入を行ったものの、本当にこれで良いか?という手探り感で進めており、その疑問が解消できる手法を教えていただきました。
共通で確認できる手順方法が記載されているため、この内容を社内に共有してチーム方針としてパフォーマンスチェックの手法にしたいと考えています。

発表された資料はこちらになります。
speakerdeck.com

まとめ

3 年ぶりのオフライン開催となりましたが、熱気は昔よりもさらに増しているのではないかと感じました。
私自身も Jetpack Compose 等の新しい技術に触れ、アクセシビリティといった新しい考え方が加わり、今後の活動できる幅を大きく広げたとても有意義な機会になりました。
ソーシャルディスタンスに配慮した最高の環境で、様々な分野で詳しく分かりやすい最高のカンファレンスを用意してくださった、発表者・DroidKaigi スタッフの皆様に大変感謝をしております。
いつかより知識や技術を身につけ、筆者も DroidKaigi のカンファレンスに登壇できるようになりたいと思いました。