Gunosy Tech Blog

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「IR Hub」のロゴデザインができるまで

こんにちは! 新規事業開発室にてデザイナーをやっているitoです! この記事では先日Gunosyからリリースされた適時開示プラットフォーム「IR Hub」のロゴデザインができるまでの経緯を簡単に共有できればと思います。

IR Hubとは?

IR Hubとは、あらゆる情報開示⁨⁩に関するIR業務を一元化し、 プロジェクトの管理から調査、執筆、レビュー、公開まで ワンストップでサポートすることで、手間と属人化から解放し、 企業の価値を伝える本質的なIR活動に導いていくサービスです

詳しくはIR Hubのサービスサイトをご覧ください irhub.jp

1. サービスコンセプト/ターゲット

Gunosyには「情報を世界中の人に最適に届ける」というMissionがあり、 この「IR Hub」でも開示業務の手間と属人化から解放し、株式市場に情報を最適に届ける助けとなることを目的としています

開示業務では下記のような課題を抱えるIR担当者や管理者がいます。

  • 適時開示の要否判断
  • 執筆の難易度
  • 資料の英訳化
  • 参考事例の検索性の低さ
  • 業務の属人化による、安定運営のリスク

「IR Hub」は、開示業務を一元管理することで上記の課題解決を目指しています。

2. デザインキーワードの設定

サービスのコンセプトやターゲットなどからサービスらしさを表現していく中で指針となる、デザインキーワードを三つ設定しました。

  • Trust(信頼)
  • Refine(洗練)
  • Easy(簡単/楽)

このキーワードを意識しながら、サービス全体のデザインを進行していきます。

3. サービスロゴ

当初は「IR Hub」というサービス名の他に「TRUST IR」というサービス名も候補として残っていました。 サービス名やコンセプト、業務内容などからロゴのモチーフになりうるキーワードを連想していきます

「広がり」「開く」「公開」「示す」「発見」「連携」「整理」「ステップ」「つながる」「人と人」「会社と株主」「情報発信」「情報を提供」「拠点」「中心」「中央」「中枢」「信用」「保護」「責任」「委託」「頼り」など


1st アイデア

まず連想されたキーワードからマークを作成し、多くのアイデアを発散します。 形に込めたコンセプトの考え方やどのような形がサービスらしさを感じるのか チームメンバーにも意見をもらい、ざっくりと方向性を絞ります

2nd アイデア

絞られた方向性からどうゆう思いをロゴに込めるか、独自性を感じる形を表現できないかを考え、 形の検証も進めていきます。

3rd アイデア

さらに絞られた方向性から少しだけアイデアを膨らませます。 カラーをつけて、キービジュアルやプロダクトなどロゴが展開されるイメージも作成し、ロゴの利用しやすさやサービスとの相性も検証します。

FIX

最終的に「さまざまな情報(=形)を集約して、整理する」という意味が込められたこちらのマークが選ばれました。 チーム内では洗練された形やマーク単体での存在感などが評価されていました。


4. カラー選定

開示業務は、多くの企業情報を取り扱う業務になるため、 そんなシーンでも利用しやすさや洗練さを感じつつ、ストレスに感じない色をサービスのブランドカラーとして選びました。

ブランドカラーからカラーパレットも作成していきます

下記サイトで作成 m2.material.io

5. 完成

選定したカラーをロゴに反映して、ロゴタイプやスペーシングの調整し、完成したのがこちらになります。 マーク内にある4つの図形をエレメントとして、アイコンも制作しました。

6. 最後に

サービスに関わるデザインはロゴだけではなく、UI、サービスサイト、営業資料など多岐にわたるので、 初期にデザイン設計を少しでもやると、サービスの世界観を崩さない運用ができるのでよかったです。

これから「IR Hub」が多くの企業やユーザーの課題を解決できるサービスになれるように引き続き頑張っていきます! ありがとうございました!