Gunosy Tech Blog

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SeleniumConf Tokyo 2019に参加してきました

久しぶりの投稿になります、QAチームの関根です。
先日開催された、SeleniumConf Tokyo 2019に参加レポートになります。
Gunosyでは自動テストをQAチーム内で進めています。

はじめに

SeleniumConfは自動化のエキスパートが集まる国際カンファレンスです。
アジアで初開催かつ他社の状況や日本にいて海外で自動テストを進めている方々の
話を聞ける数少ない機会ということで参加してきました。

conf.selenium.jp

Day1

気になったセッションをいくつかご紹介します。
オープニングはSelenium開発のリーダー兼コア開発メンバーの
Simon Stewartさんからスタート。
Selenium4(alpha版)のリリースが発表されました!

LINEのサービスを支えるSelenium/Appium

各プロジェクトにQAメンバーが配置されて、SETメンバーが横断的に
自動化の対応に入る形。(この配置は結構メジャーな感じがします
自動化のレポートシステムを自前で作成しているとのこと。

週次リリースにおけるテスト

初日で一番聞きたかったセッション!
機械的に決められたスケジュールに合わせて人間が動くようにして、
週次のリリースを実現しているとのこと。
UIの自動テストは過去のスクショとの差分で評価している。
QAのグループとサービス開発者が分離されていた課題があったので、
サービスの中に入ってテストするように改善したらしい。

Day2

Testing for an Inclusive Web: Accessibility Testing

最初はツールの話だったんですが、Webの話になってからAccessibilityに
ついて考えさせられる発表でした。
何かしらの障害を持った人は全体の20%。
障害を持ったユーザーに対しての設計って考えてない気がするなと。
障害を持つ人が使いやすい設計は、健常者も問題なく使えるサービスになると。
僕の中では雪かきのイラストが結構印象的でした。

Journey of CI/CD Pipeline Improvement in Yahoo! JAPAN

ヤフーさんはエンジニアとデザイナーで3000人以上在籍されていることに
まず驚きました。(有名な話?
QA専門の部門はなく、各部門が責任持ってやる組織。
社内で異動が結構頻繁で3年に1回ぐらい異動があるそうです。
今は第3段階でレガシーなシステムの移行を進めているらしいです。
(資料アップしてくれるとおっしゃってたが、見つけられなかったので一部。

LIFULL HOME'Sのリリースを支える技術

リリースを週2から週4に増やしたことによって、テストに時間がかかり、
ボトルネックになったため、そこを改善した。
4人で8hかかっていたテスト時間を3人で2hまで削減したのはすごいと思いました。

最後に

Webの話が多かったですが、考え方やツールに関してはアプリの自動化にも繋がる部分があったかと思います。 日本ではテスト自動化はまだまだ遅れていると感じていたのですが、頑張ってる会社さんもあり海外の状況も 少し把握できたのはよかったかなと思います。 Dockerやコンテナ、kubernetes等の内容を含んだセッションもあり、社内でいうインフラ系の知識も 必要になってくるなと感じました。 まずは海外のレベル感まで引き上げたい!!!

講演は全てYouTubeにアップされてますので、興味がある方はこちらからどうぞ。(長いですw
Se Conf Tokyo Team - YouTube