Gunosy Tech Blog

Gunosy Tech Blogは株式会社Gunosyのエンジニアが知見を共有する技術ブログです。

情報を社内中の人に最適に届ける

かとうです。好きなスポーツは野球で、Gunosy野球部でのポジションはベンチです。

こちらの記事はGunosy Advent Calendar 2018の1日目の記事です。今年も去年同様完走したいなーと思っております。

さて、アドベントカレンダー1発目でいきなりポエムめいた話になってしまい恐縮ですが、エンジニア組織っぽい話をしていきます。

2018年9月よりGunosyでは新たな体制変更を行いまして、現在VP of Engineering(以下VPoE*1)というポジションを担当しております。 新たな組織に向けての背景や意気込みなどは、お時間あればこちらの記事もぜひ読んでいただきたいと思います。

gunosiru.gunosy.co.jp

今回は実際に新しい体制になって3ヶ月経ち、VPoE・新体制としてどういったことに取り組んでいったかについてご紹介していきたいと思います。

ところで最近話題になっている気がするVPoEの役割とはなんでしょうか。昨年のGunosy Advent Calendar 2017の締めの記事で前CTOの松本がちょうど良い記事を書いており、先に紹介した記事でも言及しており、そこから大して変わっておりません。Gunosyも含め多くの場合CTO(現在GunosyではVP of Technology、以下VPoT)が技術面でエンジニアをリードし、VPoEが採用や育成、配置などにおいてエンジニアをリードするミッションを持っているのではないかと思います。(なお、松本の記事ではもう1つ、VPoP、プロダクト責任者について言及しておりますが、現在は一人ではなく各プロダクトにProduct Ownerとして配置されています)

この3ヶ月で行ったこと

さて、前置きが長くなってしまいましたがタイトルにある「情報を社内中の人に最適に届ける」ですが、Gunosyのミッションである「情報を世界中の人に最適に届ける*2」をもじったものです。

今回体制が変わり、まず何をやっていこうかと考えた時にまず浮かんだのが社内でみんなが知っていて良い情報が、最適に届けられているのだろうか🤔と疑問に思い、まずそこから手をつけていきました。

制度の明文化

Gunosyではエンジニアの成長を願って以前から用意していた各種制度・ガイドラインがあるのですが、下記のような状態になっていることがわかりました。

  • 古すぎて埋もれている
  • そもそも知らない人もいる
  • なんとなく決まっていたがどこにも書いていない
  • 制度は知ってるけど誰に言えばいいのかわからない

などなど、大変もったいない状況になっていたので社内のConfluenceにここ見ればわかる、というページを作成・明文化を行いました。

どういった制度があるかというのもまたどこかでご紹介したいですが、カンファレンス・勉強会の参加ガイドラインの明文化、4Kやウルトラワイドディスプレイへの移行ルールの新設などを行いました。

エンジニア定例の復活

2017年の3月くらいまで毎週火曜日の朝に10-20分程度で定例を行っていたのですが、内容が毎週あまり変わらなかった、などの理由で廃止をしていました。これはこれで、無駄な会議を減らすという意味で良いことだと思います。

しかしながら、その頃と比較して新たにLUCRAがリリースされチームが増えたり、開発本部というエンジニアが全て所属する組織からメディア事業本部・広告事業本部・技術戦略室にそれぞれエンジニアが配属するという体制変更が行われたり、またエンジニアの人数もありがたいことに増えたりと、次第に組織が拡大することによって他のチームがどういった開発や施策を行っているかわかりづらくなるのではと思い、*3毎月最終水曜日の夕方に開催と形を変え復活させてみることにしました。

内容はざっくりと

  • チームごとのトピック・連絡
  • 今月の新メンバー
  • 来月の新メンバー
  • その他周知事項・イベント情報
  • いい話のコーナー

です。第1回はまだコンテンツが固まっていなく、前述の制度について全て説明する会としました。

3回しか開催していませんが、いい話のコーナーではメディア事業副本部長より最新のロードマップの紹介や、子会社であるゲームエイトのエンジニアをお招きしてGame8の構成や技術的負債返済の取り組みなどを話していただきました。

また、このいい話のコーナーはいずれ社外の方に公演していただけるといいなぁと思っています。

定例の最後には毎回Googleフォームで感想を聞いており、参加してよかった・時間の無駄だったかも集計しています。幸い参加してよかったという意見がほとんどですが、時間の無駄という意見も0ではないため、より有意義な定例としていきます。

1on1の実施

チームによってはすでに行われていましたが、あらためて上長とメンバーで少なくとも月に1回以上、定期的に1on1を実施してもらうようにしました。

以前は、前VPoEが全てのエンジニアと四半期に一回1on1をする、という形でやっていた時期があるのですが単純に大変というのもありますが、各エンジニアのキャリア相談や悩みが上長を飛び越えてすべてVPoEに集約されてしまうというケースがありました。今後、事業の拡大に伴い大きな組織となることが予想されるため、エンジニアと各上長間での問題解決を促し、マネジメント層の育成が必須であり、その布石となっています。

ではVPoEは何するのか、となりますが、現在VPoEとVPoTと共同で各マネージャーとの1on1をやはり月1で実施し、各チームの状況をヒアリングするようにしています。

この形でまわっていますが、全エンジニアと話す機会が確実に少なくなってきており最近さみしいので、みんなとランチに行きたいなと思っています。誘われるのも待ってます(社内向け)

これから

振り返ってみればこの3ヶ月は情報共有による各エンジニアおよび組織の成長視点での取り組みが多かったように思います。もちろんこれで十分ではないと思いますが採用や配置についても考えていかねばなりません。

それらに対する施策のアイディアはありつつ、まだそれについて社内にも最適に届けられていないため、まずは社内に共有し、取り組んだことについてはまた来年のアドベントカレンダーになるかもしれませんがお伝えできればと思います。更新してないpodcastでもいいですね!更新できておらずすみません!

Gunosy Advent Calendar 2018、明日からはきっとテックな話になっていくと思います。最後までお付き合いいただければ幸いです。 みんな更新完走しようね!(社内向け)

*1:VPoEという文字を見ると頭にPPPoEが浮かぶのは僕だけでしょうか

*2:もちろん日々、各プロダクトの改善を行っています

*3:何度かこのブログで紹介しているtech nightは別途、現在も不定期で行われています